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1ー3 耐震・免震技術の出願動向2

今回の話を始める前に。
前回の2010年の出願件数に関してのお詫び。
出願件数12件は少な過ぎると思って調べなおしたところ、やはり少なすぎました…
実際の件数は2009年よりも少し多くなります。
今後の分析については、件数が合わなくなるので、2009年までの出願について分析していきます。

また、前回出願件数動向から「アイデアの枯渇」といいましたが、出願件数と1990年からのことを考えると基本特許の権利も切れ始める頃で、アイデアの枯渇に近づいているというくらいにしておきます。

検索範囲の設定をミスしてしまいました…
すみません。

それでは、気を取り直して進めていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

前回は、1990年〜2009年(とさせてください…)の間における年次の出願件数を分析しました。
1995年の阪神淡路大震災の後、急激に出願件数が増加し、その後は、徐々に減少傾向が見られました。
2009年には100件台になり、1995年辺りの出願件数と比較するとかなりの減少が見られ、アイデア枯渇が近いように思われます。

今回は、耐震・免震技術に関する出願について、出願件数の多い出願人にスポットを当てて分析を行いたいと思います。

まず初めに、出願件数上位30社の20年間の年次出願件数をグラフ化すると以下のようになります。

清水建設(646件)、竹中工務店(514件)、鹿島建設(376件)、大成建設(317件)、大林組(246件)と続いています。
ゼネコン最大手5社が出願件数では、TOP5に並んでいます。
開発資金も他に比べると潤沢でしょうから当然と言えば当然かもしれません。
TOP5以下は、100件以上出願が5社、その他は100件以下の出願件数です。

次に、主要出願人の年次出願件数を見てみます。

※縦軸:出願人出願件数のグラフ横軸と同一

※横軸:1990~2009

ここでも年次出願件数推移と同様に1995年の阪神淡路大震災以後からの出願が増加しています。
やはり、1995年の地震のインパクトは大きかったのでしょう。

全体的に言えることは、ほとんど出願人が2000年以降に出願件数を減らしていることがわかります。
中でも、フジクラ、バンドー化学、住友ゴム工業、カヤバ工業のように、早い段階で開発を止め、撤退したと思われる出願人もいます。(三井建設と住友建設は2003年に合併しています。)

出願人に分けて年次の出願を追ってみても、出願人ごとに少々違いはあるものの、2009年頃には1995年に始まった開発アイデアは停滞気味です。
2010年以降の出願に関しては、今後も調べ続けて行こうと思います。(やはりどうなるのか気になるので。)

前回と今回で、単純な年次出願件数の推移と出願人ごとの件数推移の視点から見てみました。
ここから20年のスパンの中での耐震・免震の技術の「大きな」流れがある程度つかめたと思います。

次回からは、特許分類を分析することで技術的な内容に踏み込んで行くことにします。

また、次回もよろしくお願いします。
ありがとうございました。

カテゴリー: 特許, 特許分析

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